先週、前職の先輩と銀座でご飯を食べた。一軒目は銀座にあるグラナダのペロ。カバを1本とグラスワインを数杯。締めにラーメンというコースだったが、22時ごろだか通りかかった汐留の電通ビル、電気がついているのが、ファサード沿いを走っている特急エレベーターの停止階だけだった。これも不景気の影響なのか。
気まぐれコンセプトのネタになりそうな話だなぁと思った次第。
三谷幸喜の朝日新聞の連載をまとめた本が今年も出た。なんだかんだで毎年買っているが、やっぱり面白い。
ユースケ・サンタマリアと堺正人とシガーバーに行くの巻があるんだけど、シガーを吸った三谷さんの白黒写真なんて凄く絵になるんじゃないだろうかと思う。
いろいろなブログで出ているので、書かなくてもいいかなと思っていたんだけど、ちょっと書きたくなった。
藤原ヒロシ半世紀『丘の上のパンク』、本屋で買おうと思って予約せずにぼーっとしてたら即完売してしまい、手に入れたのが数日前。昨日、ようやく読了したんだけれど、なんと最後にちらっと自分の名前が出てきているではないか。全然大したことをしたわけではなく、ほんの偶然なんだけれど、この記念碑的な本に名前が残るのはやっぱり嬉しい。
あと、メンノンの連載、ア・リトル・ノーレッジの経緯なんかが面白かった。初期のヴィジュアル、小暮徹さんのアーカイブと合成されていたとは知らなかった。あれも1冊の本にまとめてくれたらいいのに。
そして、U2の新譜『No Line on the Horizon』のジャケットは杉本博司の『海景』のシリーズ。そんな惰性で買ってしまった。
"War Child"プレゼンツの『HEROES』、デヴィッド・ボウイとポール・マッカートニーの呼びかけではじまったというこの企画。参加アーティストもベック、フランツ、リリー・アレンなど超豪華。近年のアーティストが昔の名曲をカバー。こっちは買っても損はなし。
日曜日、三軒茶屋の世田谷パブリックシアターへ『春琴』を観にいく。昨年の再演。
演出はサイモン・マクバーニー。村上春樹の『象の消滅』を舞台化したのものこの人。主演は深津絵里、巧い。竹の棒がドアになったり、丘になったり、いろいろな役目を果たしたり、落語家の扇子みたいなものか。ストーリーはもちろん小説のままながら、舞台芸術の奥深さを見せ付けられた。音楽もレディオヘッドが使われていたりで、えらく前衛的な春琴抄だった。すばらしい。
さらには、杉本博司さんも観にいらっしゃっていた。ご挨拶したら、サイモン・マクバーニーとお友達だそうで、Praise of shadowつながりなんだろうなと勝手に解釈。特に編集されていないのに、同じ世界観のものが自然と集まってしまったこのかんじに、何故だかすごくわくわくした。
そう、去年、中谷美紀の能の公演を観にいったときに、シアサッカースーツにラウンドカラーのシャツをあわせていた方がいらっしゃってすごく素敵だったんだけど、以来観劇はできるだけ正装していこうと心掛けている。
夕方はカレーを作る。バージョン6.0くらいか。